91歳のおじいさん

私の住んでるアパートは、くの字型になってて片側に4部屋、直角の所に1部屋、反対の直線に2部屋の計7部屋、片側の1部屋が家賃は払ってるけど住んでる人はいないのと直角の1部屋はオーナーがやってるビジネスの物置きになってて、実際住民は4部屋生活してる。

我が家の右隣はtricycleと車とバイクを持ってて家族7人くらいで住んでる、我が家と同じ間取りで7人で住んでる。あいさつをしたりしなかったり、たまに米で作った餅に甘い味付けがしてあるやつをもらったり、甘くなる前に食べるマンゴーをあげたりする程度の付き合い。

そして我が家は3人、2LDK大体15畳7畳7畳くらいだと思う。

左隣が物置で直角に曲がって1部屋目が空き部屋で2部屋目に家族4人で住んでる。この家の女の人と嫁が仲がいいので右隣よりも少し親密かなって付き合い。

そして1番最後の部屋に91歳のおじいさんが1人で住んでる。かなりシャキッとしていて姿勢も真っ直ぐだし歩くのも早い。私を見かけると外国人は英語でしょとばかりに英語で話してくるがタガログ語なら少しはわかるものの英語は全く駄目、理解出来た単語を組合せて文章を想像してタガログ語で返事をするんですが、耳だけはかなり遠いらしくお互い笑顔で終わる毎日です。このおじいさんが家にいてテレビを見てるときは近くに映画館があるんじゃないかくらいの音量です。
この前おじいさんの家族が来たときにテレビの音量のことで迷惑してないかと聞いて回ってたけど私を含め誰も気にしてない。おじいさんも夜中まで大音量で観てることもないし夕方なら家の前で子供達がぎゃーぎゃー騒いでるし、うちだって夜カラオケやってるし、持ちつ持たれつです。
おじいさんの家族、本当によく来ます、心配なんでしょうね、91歳ですし、本当にいつ亡くなっても不思議じゃない歳ですから、でもおじいさん1人暮らしが良いらしいです。まあ夕食はほとんど家族の家に行ってるから自分の離れた部屋みたいな感覚ですかね。

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日本にいたときは隣近所の目みたいなものを感じながら生活してましたが、そういった感覚は全くないです。
皆んな我が道を行ってて何かの時は協力するけど干渉はしない、20年前から変わらないなぁ。

ここで嫌なところを１つ、つい先日ですがアパートの近くに家があって、そこの子供がよくアパートの子供達と遊んでて私も何度か話したりアイスあげたりしたことがあるんですが、その子の母親がうちの嫁に旦那さんに借金頼めないかって、もちろん即答でうちもお金ないからと断りましたが、日本人と見るとこんなアパートに住んでても金持ちだと思われるんですね。
これ、本当によくある話で干渉しないのもお金になると別の話です。うちの嫁は柔らかく断れるので特に問題はないですが、断わり方を間違えると嫌がらせを受けたりすることもあるらしいです。
そもそも日本人からしたら近所に引越してきた外国人に借金を頼むこと自体よくわかりませんが、そこはご愛嬌でやんわり断わる能力があれば次の日からは何もなかったのと同じです。